当社は前・中期経営計画(2022-2024年)において、「コンテンツプロデュースカンパニーとしての成長」を掲げ、主力事業である『まんが王国』とぶんか社グループの両輪の成長に加え、事業間・パートナー企業間シナジーによる作品創出力増強やメディアミックス展開を推進することで、コンテンツ・サービスの認知拡大に繋げ、事業拡大に努めてまいりました。『まんが王国』における効率的な運営の徹底、デジタルコンテンツ販売への積極的な投資実行、グループ全体の組織体制及び事業ポートフォリオの整備の推進により、最終年度である2024年12月期は、過去最高益を実現いたしました。
中期経営計画(2025-2027年)においては、より一層コミック関連事業にリソースを集中し、”創る” ”選ぶ” ”届ける”といったコンテンツプロデュースの強みを醸成してまいります。『まんが王国』の再成長に向けては、コンテンツ・サービスにおいて、十分な差別化を図り顧客満足度を高めること、デジタルコンテンツ販売については継続成長を実現すべく、更なるコンテンツ投資拡大を進め、より多くの作品をより多くの読者の皆様に届けることに注力いたします。加えて、中長期で取り組んできた海外展開、メディアミックス、日本テレビグループとの協業においては、コミック関連事業で培った強みを活用し、仕込み段階から育成・収穫へと推進し、収益貢献を視野に入れてまいります。
最終年度の2027年度においては、連結売上高250億円、連結営業利益30億円、ROE15%を目指すとともに、株主還元につきましては、安定的かつ継続的な利益還元を実現すべく、配当性向を従来の10%から30%に引き上げ、DOEを新たに設定する等、新たな株主還元方針を設定いたしました。持続的な成長と企業価値の向上を目指してグループ一丸となって邁進いたします。
改めて、株主・投資家の皆様におかれましては、今後ともより一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。